今、中国で最もインスタ映えするチーズミルクの新感覚ドリンク|喜茶HEYTEA

今、中国で最もインスタ映えするドリンク、喜茶HEYTEA。2012年、広東省の江门市にあった小さなドリンクスタンドが広州へ進出し、2016年に１億元の投資を受けて一気に中国全土に広がった。2017年、上海に出店時には7時間待ちの行列ができるほどの話題になった。

メイン商品は中国茶をベースにチーズミルクをトッピングした新感覚ドリンクと、具がゴロゴロ入ったフルーツドリンク。フルーツドリンクは季節ごとに新フレーバーが登場する。チーズミルクの新しさ、インスタ映えする見た目、ゆる〜いイラストのロゴとおしゃれすぎるカフェ空間がインターネットでバイラルし、瞬く間に全中国に広まった。

深圳に現在は18店舗。おしゃれな若者が集う人気カフェ。

「禅意」、「极简（ミニマリズム）」、「美学」をデザインの元素として、伝統のお茶文化を現代に融合させる空間をデザイン目指しているという。

オーダーしたドリンクの写真をとるサラリーマン。今、中国で一番インスタ映えする飲み物なのだ。

どんなにデザインがおしゃれでも、美味しくなければここまでヒットしない。ヒットの秘密は素材の品質。

玉露茶后：もたっとした独特の食感のチーズ風味のミルクとお茶がマッチした新感覚ドリンク。お茶の美味しさがチーズミルクの風味に負けない。

緑茶、紅茶、烏龍茶など、お茶の種類が豊富。"芝士"は中国語でチーズの意味。"轻芝士"を選べばチーズ風味を軽めにできる。その他、オーダーする時に甘さの調節ができる。お茶の他に、フルーツティーも大人気。

そして、記録的な大ヒットの副作用として、似たようなデザインやコンセプトの二番煎じカフェが次々と登場している。こちらは老街にある丧茶Orz CHA。喜茶に対抗して喪茶（丧＝喪）。日本語にしたらガックリ茶みたいな感じだろうか（笑）。↓

レシートにはこんな注意書き。現在北京、中国、杭州、蘇州、南京、珠江デルタ地区にのみ店舗を構えており、それ以外の場所にはありません。もしそれ以外の地区に似たような名前の店舗がありましたら、それらは我々と一切関係ございません！

なるほど、まだ海外にはないのか。東京の銀座あたりに進出しないかなぁ。