海辺に突き出した橋の上で生活する華人の集落がある|ペナン島

マレーシア半島北西部に位置するペナン島に、海上にせり出した橋の上に、同じ苗字の一族で生活している、“姓氏橋”と呼ばれる不思議な集落がある。19世紀中旬にこの地に移り住んできた福建系のチャイニーズによって形成され、現在では世界文化遺産に登録された人気の観光スポット。

元々はペナン島の東北部に9本の橋があったが、現在残っているのは7本。姓王橋、姓林橋、姓周橋、姓李橋...などそれぞれの苗字の名前が付いていて、一族が同じ橋の上で生活しているという。

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ネオンが眩しい姓李橋。観光用に整備されている。

 

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隣の橋の突端のお寺が見える。潮の満ち引きで砂地が現れる。

 

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地元の観光客がどしどし訪れる。中華系の観光客が多い印象。(写真はマレー系のギャル達)

 

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姓氏橋の中では一番大きい姓周橋。今でも75世帯が実際にその橋の上で生活している。橋の入り口には道教のお寺がある。旧正月のお祭りが盛大に行われるとのこと。