【2023年8月】マレーシアからシンガポールへ陸路で国境を越えてみた

マレーシアのクアラルンプールからバスでジョホールバルへ移動して、陸路でシンガポールに入国してみました。コロナが明けて、シンガポールの入国にSG Arrival Cardの登録が必要になるなど、旅行前に調べておかなければならないことがいくつかあったので、2023年8月時点の状況のメモを残しておくことにしたヨ。(ご自身で旅行される際は必ず最新情報をチェックしてくださいね。)

SG Arrival Cardの準備(入国3日前)

2020年3月から制度が変わり、シンガポールの入国前の際に必要な登録が紙からオンラインに変更になりました。登録はもちろん無料です(詐欺サイトなどが横行しているようなのでご注意)。必ずシンガポール政府の公式サイトから登録してください。専用アプリもあるようなので、事前にDLしておくと安心でしょう。入力方法は簡単で、画面の指示に従って必要事項を入力していけば簡単に登録できます。各注意事項等、このYouTubeの動画が参考になったので、ここに貼っておきますね。

youtu.be

ジョホールバルからシンガポールまで、今回の移動は陸路で公共のバスを利用するので、「Mode of Travel」をLAND(陸路)に、「Type of Vehicle」はBUS(バス)を選択しました。ここで困ったのが「Vehicle Number」。公共のバスだと乗る直前までバスの車両番号はわかりませんよね。そこで、公式サイトのチャットbotに問い合わせて確認しました。とりあえず、車両番号が不明であれば「Vehicle Number」の欄もBUSで良いとのこと。あとで車両番号がわかったらアプリで情報を更新することもできます。(情報はあとで変わることもあるかも知れないので、出発前にご自身でも調べてみてください。)

Kuala LumpurからJohor Bahruへバス移動

クアラルンプールを起点として、シンガポールへ陸路で移動する場合、まずはマレーシア側の国境の街ジョホールバルへ移動する必要があります。クアラルンプールからマレーシア各地へ移動するには、Terminal Bersepadu Selatan (TBS)という名前の長距離バスターミナルを利用します。TBSはKLセントラルからタクシーで約15分ほどのところにあります。

バスのチケットはTBSのチケット売り場で直接買うか、Bus Online Ticket.comEasybook.com などのサイトで事前に予約することができます。また、Garb(配車アプリ)でも簡単に購入することができます。ジョホールバル行きは本数が多いので、祝祭日や総選挙などのイベントに重ならなければ当日でもチケットを購入できそうです。ただし、窓口はそれなりに行列ができているので、オンラインで手配した方がストレスは少ないかも知れません。オンラインで予約した場合は、発券窓口でバスチケットを受け取ってください。目的地はJB Larkin Sentral Bus Terminalを選択してください。

Kuala Lumpur(KL)からJohor Bahru(JB)までは約4時間です。マレーシアは車社会。早朝7時、夕方6時ごろは通勤ラッシュで渋滞が予想されます。時間に都合がつけば、ラッシュアワーを避けて予定を組むとスムーズに移動ができると思います。KLからJBの途中で、トイレ休憩で、素朴な感じのパーキングエリアに停まってくれます。素朴なお見た目のパーキングエリアですが、トイレは綺麗でストレスなく休憩できました。

JB LarkinバスターミナルからJB Sentral駅へ移動

JB Larkinバスターミナルは、マレーシア国内移動用の長距離バスの発着駅なので、シンガポールへ向かうにはJB Sentralに移動しなければなりません。JB SentralはLarkinバスターミナルからタクシーで20分程度です。

JB Sentral駅からWoodlandsを目指す

JB Sentral駅に着いたら、とにかくWoodlandsと書かれた看板を見つけて、その方向へ進んでください。まずはマレーシア側で出国手続きを行います。出国後、皆がいく方向へ進むとバスターミナルに到着します。公共のバスが到着し、乗客を次々と運びます。ここまできたら目的地はWoodlands しかなかろうと、ノリと勘で目の前に到着したバスに乗りました。この時の誤算は、マレーシアの交通カードTouch 'n Goが使えなかったこと。ちょっと慌てていて覚えていないのですが、同行の友人に料金を現金で支払ってもらいました(1名4.8RM)。どうもこのバスはシンガポール側の交通カードEZ-Linkを持っていないと、カードではバス運賃が支払えないようです。

Woodlands Checkpointで入国審査

バスに揺られ、マレーシアでもシンガポールでもない橋の上を数十分移動するとWoodlands CIQに到着します。ここで、入国審査です。念のため、SG Arraival Cardの登録完了メールの画面や、アプリの画面をいつでも表示できるように準備していましたが、係員に提示を求められることはありませんでした。ここで、手荷物検査を経て、無事シンガポールに入国で来ました!

SingaporeからKuala Lumpurへバスで戻る

同行者の帰国便がKL発だったため、シンガポールからクアラルンプールへバスで戻ることにしました。(マレーシアの入国条件は必ず確認してください。)Bus Online Ticket .com で調べると、シンガポールの各地から様々なバスが出発しています。ホテルの近くのKatong地区から出発するKKKLバスを予約して戻ることにしました。
帰りのCIQはWoodlandsを経由せず、西側のTuas Checkpointを通りました。どうやら長距離バスやトラックはこちらを通過するようです。バスの利用者しかいないため人が少なく手続きがスムーズでした。シンガポールからクアラルンプールまでは約6時間。バスは座席が大きく清潔で、冷房の温度もちょうど良く快適に戻ることができました。

まとめ

ジョホールバルからシンガポールの陸路の移動は、大きい荷物を持っている場合は無駄に疲れてしまうかも知れません。ジョホールバルで行きたい場所が特にないのであれば、クアラルンプールから長距離バスで直接シンガポールまでチケットを買ってしまう方が楽だと思いました。