平成最後の夏の終わりはゴーストとともに過ぎた|盂蘭盆節

華人の間では旧暦の7月は鬼月とよび、7月1日は鬼門開(鬼門が開く)と言う。この期間は魑魅魍魎が跳梁跋扈しているので、水に入るなとか遠くに出かけるなとか、禁忌事項が多い。

旧暦7月15日が中元節、仏教では盂蘭盆節と言い、先祖の霊にお供えをしたり、冥錢を燃やしたりする。

国全体でチャイニーズ系住民が25%のマレーシアの街角で、盂蘭盆の時期に店先や住宅地の片隅にその痕跡が残されていた。

マレーシア華人は本国を離れてから数世代経っている。この土地で見られる中華文化は、中国、台湾、香港とはまた違った趣がある。

東南アジアの文化と融合して変化したところもあるし、昔の中国のプリミティブな部分が感じられることもあってとても面白い。

 

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お菓子や飴玉が散らばっている。最初はゴミかと思った。

 

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店先に残された儀式の跡。

 

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冥錢を燃やした跡。冥錢は冥界で使うためのお金で、燃やしてご先祖に送金する仕組みなのだ。

 

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まるでピクニック。

 

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お弁当とコーラ。

 

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旗、かっこいい。

 

若い世代のチャイニーズは「食べ物がもったいないからやらないヨ」って言っていたけど、まだこういった風習は細々と続いているようだ。